この記事の結論
「Zoom AI Companion」という名前は使われなくなりました。 Zoom の公式ブログ(2026年6月24日付)によると、AI Companion の名前で提供されていた機能は、今は「ミーティング要約」「文字起こし」「チャットの作成支援」のように機能そのものの名前で Zoom Workplace に組み込まれています。対象の有料プランには、これまでどおり追加料金なしで含まれます。
そのうえで、新しく**有料のアドオン「ZoomMate」**が加わりました。会議の要約にとどまらず、会議の内容をもとに資料の作成やフォローアップ、外部ツールの更新までを進める上位版です。
| 使いたいこと | 必要な契約(2026年10月22日 公式サイトで確認) |
|---|---|
| 会議の要約を月に数回だけ | 無料のベーシック(月3回まで) |
| Zoom 会議の要約・会議中の質問を回数を気にせず | 有料のプロ以上(追加料金なし) |
| Teams・Google Meet・対面の会話もメモに残す | My Notes(プロ以上なら回数無制限。無料は月3回) |
| 資料作成やフォローアップの自動化、外部ツールとの連携 | ZoomMate(有料アドオン) |
この記事は、Zoom の公式サイト(日本語の料金ページ・製品ページ、英語の公式ブログ)を2026年10月22日に確認して整理したものです。当サイトは実際に使った検証はしていません。料金や機能は改定されることがあるため、契約前に公式ページで最新の表示を確かめてください。
何が変わったのか
公式ブログの説明をまとめると、流れは次のとおりです。
- AI Companion: 会議の要約から始まり、サイドパネルで文脈を覚えて答える形(AI Companion 2.0)、エージェント的な機能の先駆け(AI Companion 3.0)へと広がった
- Custom AI Companion: 用語や連携先を組織ごとに合わせたい大企業向けに、有料のアドオンとして登場した
- ZoomMate: Custom AI Companion を土台にした新しい製品。会議の内容を受けて、作業を最後まで進めることに重点を置く
つまり、「AI Companion が ZoomMate に名前を変えた」わけではありません。 標準のAI機能は名前を外して有料プランに残り、ZoomMate は別売りの上位製品という位置づけです。公式ブログは、既存のAI機能を使い続けるのに ZoomMate を契約する必要はないとしています。Custom AI Companion の契約者も引き続きサポートされるとのことです。
検索で「Zoom AI Companion」と調べると古い説明も多く出てきます。製品ページや料金ページには「ZoomMate」「AI機能」と表示されているので、名前の違いで迷ったら、この対応関係を手がかりにしてください。
料金とプラン別に使える範囲(2026年10月22日 公式サイトで確認)
Zoom の日本語の料金ページ(zoom.us/ja/pricing)と ZoomMate の製品ページの表示です。金額はすべて消費税別、年払いの場合の1ユーザーあたり月額です。
| プラン | 料金 | 会議のAI機能 |
|---|---|---|
| Workplace ベーシック | 無料 | ミーティング要約は主催した会議で月3回、会議中の質問も月3回、AIクエリは月20件、My Notes は月3回。会議は1回40分まで |
| Workplace プロ | 2,237円 | ミーティング要約・会議中の質問が無制限、My Notes 無制限、要約テンプレートの作成は月8回 |
| Workplace ビジネス | 2,896円 | プロのすべてに加え、参加者300名、SSO などの管理機能 |
| ZoomMate(アドオン) | 2,633円(月払いは3,160円) | 1ユーザーあたり月2,200のAIクレジット。カスタムエージェント、外部データも含めた検索、Deep research、Slides・Sheets などの作成、会議のライブ音声翻訳など |
- プロ・ビジネスは月払いを選ぶと金額が変わります。最新の金額は公式の料金ページで確認してください。
- 料金ページには「すべてのアドオンは有料の基本プランが必要です」と書かれ、ZoomMate はアドオンの欄に並んでいます。一方、ZoomMate の製品ページには、Workplace ベーシックに含まれる無料の「ZoomMate ベーシック」(上の表のベーシックと同じ回数制限)も載っています。
- 有料の契約でも、ベーシックのライセンスを割り当てられた人にはAI機能が適用されないと料金ページの注記にあります。チームで使う場合は、誰にどのライセンスを割り当てるかを先に確かめてください。
- ZoomMate のAIクレジットが、どの操作でどれだけ減るかは、今回確認した製品ページには書かれていませんでした。
My Notes:Zoom 以外の会議や対面の会話にも広がった
この記事の以前の版では「Zoom 以外の会議には使えない」と書いていましたが、現在は My Notes というAIメモ機能があり、公式の製品ページでは次のように説明されています。
- Zoom・Microsoft Teams・Google Meet などの会議で、記録用のボットを参加させずにメモを取る
- モバイルアプリで、対面の会話も文字起こし・メモにできる
- 会議の後に、要約・要点・次のアクションに整理する
- 最新のクライアント(バージョン6.7.5以上)が必要
My Notes は有料の Workplace プランに含まれ、無料のベーシックでは月3回まで使えます。Workplace を契約せずに My Notes だけを足すプランも表示されていました(1,317円・年払いの1ユーザーあたり月額)。
ボットが参加しない方式は、会議が騒がしくならない反面、相手からは記録されていることが分かりにくいという面もあります。録音・文字起こしの前に、参加者へ一言伝えてください。考え方はAI議事録の録音同意ガイドにまとめました。
Zoom AIを使うと相手に分かる(バレる)?
「Zoom AI Companion バレる」と調べる人が気にするのは、AIで要約や文字起こしをしていることが参加者に伝わるかどうかです。Zoom の公式サポート(2026年11月3日確認)の説明を、使い方ごとに分けると次のとおりです。
| 使い方 | 参加者への知らせ方(公式サポートの説明) |
|---|---|
| Zoom の会議でAIの機能をオンにする | 管理者が「会議でAIをオンにしたときにカスタムメッセージを表示する」設定を有効にできる。同意を求める形にすると、ホスト以外の参加者は通知に同意するまでカメラとマイクが使えない状態で参加し、通知は90秒間表示される(2026年9月30日更新の記事) |
| Zoom AI を Google Meet・Microsoft Teams の会議に参加させる | 会議が始まって3分後に、Zoom AI が参加していることと目的を知らせるチャットのメッセージが投稿される。参加者の一覧に出る映像の枠にも Zoom のロゴとAIの表示が付く |
| My Notes(記録用のボットを参加させない) | ボットが参加しないので、相手の画面には記録していることが出にくい |
つまり、会社の設定や使い方によっては相手に知らせが出ますが、My Notes のように相手から分かりにくい使い方もあります。どの方式でも、記録する前に参加者へ伝えて了解を得るのが前提です。相手に知らせずに記録する使い方は勧めません。
得意なこと
- 会議の要約、決定事項と次のアクションの抽出
- 会議中に「ここまでの論点は?」と質問できる(ミーティング内質問)
- 会議後のフォローアップの下書き
- (ZoomMate)会議の内容から資料・スライドを作る、外部ツールの更新を自動で進める
過信は禁物な点
- 要約はあくまで下書きです。送る前に人が内容を確かめてください
- 込み入った交渉や専門的な議論の細かな点は、要約だけでは伝わりきらないことがあります
- 公式の比較表では、ミーティング要約は30以上の言語、My Notes は9言語に対応とされています。日本語の会議でどこまで使えるかは、契約前に公式ヘルプで確認してください
- 録画・記録についての社内ルールと、相手への事前の確認は欠かせません
向いている人
- 会議の大半が Zoom で、すでにプロ以上を契約している人(追加の費用なしで要約まで使える)
- Zoom に加えて Teams・Google Meet の会議もあり、メモを1か所にまとめたい人(My Notes)
- 会議の後の資料作成や外部ツールの更新まで自動化したいチーム(ZoomMate)
よくある質問
Q. Zoom AI Companionは無料で使えますか。 無料のベーシックでも、ミーティング要約(主催した会議で月3回)、会議中の質問(月3回)、AIクエリ(月20件)、My Notes(月3回)が使えます(2026年10月22日 公式の料金ページで確認)。回数を気にせず使うには、有料のプロ以上が必要です。
Q. 追加料金はかかりますか。 会議の要約・文字起こしなどの標準のAI機能は、対象の有料プランに追加料金なしで含まれています。追加料金がかかるのは、上位版の ZoomMate(年払いで1ユーザーあたり月2,633円・消費税別)を足す場合です。契約中のプランが対象かどうかは、管理画面と公式の料金ページで確認してください。
Q. ZoomMateとAI Companionの違いは何ですか。 AI Companion は Zoom のAI機能全体の旧称で、要約などの機能は今は名前を外して有料プランに含まれています。ZoomMate は、Custom AI Companion を土台にした別売りの上位製品で、会議の内容をもとに資料作成・フォローアップ・外部ツールの更新までを進めるものです。要約だけが目的なら ZoomMate は要りません。
Q. Zoom以外の会議でも使えますか。 My Notes を使えば、Teams や Google Meet の会議、対面の会話もメモにできると公式に説明されています。一方、スマートフォンの通話の記録については、今回確認した公式ページには説明がありませんでした。電話や外出先の会話を確実に残したい場合はAIボイスレコーダーと会議の文字起こしAIの違いを、複数の会議ツールの記録を比べたい場合はAI文字起こしツールの比較やOtter.aiレビューを参照してください。
Q. 参加者に知られずに使えますか。 使うべきではありません。Zoom の会議で文字起こしが動いているときは、画面に表示が出ると公式に説明されています。管理者がAIの利用に同意を求める設定にしている会社もあり、Teams・Google Meet の会議に Zoom AI を参加させた場合はチャットで知らせが出ます。一方、My Notes や対面の会話では相手から見えにくいことがあるので、必ず先に伝えて了解を得てください(詳しくは上の「Zoom AIを使うと相手に分かる?」の節)。
社内の他のツールに組み込まれたAI(Microsoft 365 Copilot・Notion AI・Slack AI)との比べ方は、業務ツール内蔵AIの比較にまとめています。
PR|パソコンやスマホのアプリを開かずに録りたいとき
Zoom の My Notes は、Zoom のアプリを開いて記録する仕組みです。対面の打ち合わせや外出先の会話を、ボタン1つで録り始めて文字起こし・要約まで進める選択肢として、PLAUD NOTE のような専用のAIボイスレコーダーがあります。
※当サイトでは未検証です。料金・対応環境・最新の条件は公式サイトでご確認ください。
PLAUD NOTE 公式サイト