各ツールの料金・機能は公式サイトの記載を2026年11月3日に確認したものです。当サイトで実際に使った検証はしていません。Zoomの料金・プランは、Zoomの個別記事で2026年10月22日に公式サイトで確認した内容です。
内蔵AIは「そのツールに何が溜まっているか」に左右される
この4つはいずれも、既に使っている業務ツールにAIを組み込んだものです。どれも、そのツールの中にある文書・メッセージ・会議の記録を材料に答えたり要約したりする仕組みなので、材料の状態がそのまま結果に出やすくなります。
- 古いページや書きかけのページが整理されていないと、それを土台にした答えが返ってくるおそれがあります
- 話題が混ざったチャンネルの要約では、重要な1件が埋もれることがあります
- Microsoft 365 Copilotは既存のアクセス権の設定がそのまま効くと公式に説明されています。権限が緩いままだと、本来見えるべきでない情報が要約に出てくることがあります
AIを足す前に、情報と権限を整えておくことが前提になります。
比較表(2026年11月3日確認)
金額は1ユーザー(1シート)あたりの月額で、年払いの場合です。
| AIを使うのに必要な契約 | 日本語 | 入力したデータの学習への利用 | |
|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Copilot | Web情報を土台にした「Copilot Chat」は対象のMicrosoft 365プランに追加費用なし。Word・Excel・Teamsなどアプリ内のCopilotは、Copilotを含むプランかアドオンが必要(Copilot Businessアドオンは¥2,698。2026年12月31日までの初年度の割引価格で、通常¥3,148。税別) | 公式サポートの対応言語一覧に含まれる | Microsoft Graph経由のプロンプト・応答・データは基礎のLLMの学習に使われないと公式ドキュメントに記載 |
| Notion AI | AIをフルに使えるのはビジネス(¥3,150)以上。フリー・プラスは「Notion AIの体験版」 | 日本語の料金ページ(円表示)あり | 利用者がデータの共有に同意しない限り、モデルの学習に使わないと公式の料金ページのよくある質問に記載 |
| SlackのAI機能(旧Slack AI) | 要約・ハドルのメモはプロ(¥925)以上。AI検索・デイリーリキャップ・AI翻訳はビジネスプラス(¥1,920)以上 | 公式の更新情報で、AI機能はすべてのサポート対象言語で使えると案内 | 個別記事で確認した範囲には記載なし |
| ZoomのAI機能(旧AI Companion)・ZoomMate | 会議の要約は無料のベーシックで月3回、有料のプロ(2,237円・税別)以上で無制限。上位版のZoomMateは有料アドオン(2,633円・税別) | 公式の比較表では要約は30以上の言語、My Notesは9言語。日本語の会議でどこまで使えるかは公式ヘルプで確認が必要 | 個別記事で確認した範囲には記載なし |
| 導入前に整えておくこと | |
|---|---|
| Microsoft 365 Copilot | SharePoint・OneDriveなどのアクセス権の棚卸し。誰にライセンスを付けるか |
| Notion AI | どのページが正しい情報かの整理。チームで使うなら人数分の費用 |
| SlackのAI機能 | チャンネルの話題の分け方。必要な機能がプロとビジネスプラスのどちらに入っているか |
| ZoomのAI機能 | 契約プランと、誰にどのライセンスを割り当てるか(ベーシックのライセンスの人にはAI機能が適用されないと料金ページに注記あり) |
それぞれの位置づけ
Microsoft 365 Copilot
Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsの中で、文書の下書き、データ分析、メールスレッドや会議の要約などを行います。Copilotが表示するのは、そのユーザーが閲覧権限を持つ組織データだけで、既存の権限設定がそのまま効くと公式に説明されています。権限が緩いまま入れると、見えるべきでない情報が要約に混ざるおそれがあるため、導入前の権限の棚卸しが欠かせません。料金ページによると、Copilot Cowork・Copilot Autopilotなどの高度な機能は使った量に応じた従量課金です。詳しくはMicrosoft 365 Copilotレビューを参照してください。
Notion AI
ワークスペース内のページを検索・要約したり、会議メモを議事録の形に整えたりできます。2026年11月3日時点の料金ページでは、Notionエージェント、AIミーティングノート、エンタープライズサーチ(ベータ)などはビジネス以上のプランに含まれ、フリー・プラスは体験版の扱いです。書きかけのページや古いページも材料になるため、AIを入れる前にどのページが正かを整理しておくのが無難です。詳しくはNotion AIレビューを参照してください。
SlackのAI機能(旧Slack AI)
以前は「Slack AI」という有料アドオンとして案内されていましたが、2026年11月3日時点の料金ページでは、AI機能は各有料プランに含まれる形です。プロではスレッド・チャンネルの要約とハドルのメモ、ビジネスプラス以上ではAI検索やデイリーリキャップなども使えます。フリープランで閲覧・検索できるメッセージは直近90日分なので、古いログを探したい場合は、AIの有無とは別にプランの見直しが要ります。詳しくはSlackのAI機能の記事を参照してください。
ZoomのAI機能(旧AI Companion)とZoomMate
「Zoom AI Companion」の名前は使われなくなり、会議の要約などは「ミーティング要約」のような機能名で有料プランに追加料金なしで含まれる形になりました。上位版として、資料作成やフォローアップ、外部ツールの更新までを進める**有料アドオン「ZoomMate」**が加わっています。AIメモ機能「My Notes」は、Teams・Google Meet の会議や対面の会話にも使えると公式に説明されています(いずれも2026年10月22日確認)。詳しくはZoom AI Companion(ZoomMate)の料金・無料版・違いを参照してください。
単体ツールを足すべきか、内蔵で済ませるか
考え方は単純です。
- 使っているツールが1つに寄っている → 内蔵AIで足りるかを先に確かめます。追加の契約や、別のツールの使い方を覚える手間が増えません。
- ツールが分散している → 内蔵AIは、それぞれのツールの中の情報しか材料にできません。ツールに依存しない単体サービス(Otter.aiなど)も比べてください。
内蔵AIと単体ツールの両方に払っている状態がいちばん無駄になりやすいので、契約を増やす前に今払っているもので代わりにならないかを確認してください。費用の考え方は無料で始められるAIツールの見極め方にまとめています。
よくある質問
Q. どれか1つ選ぶならどれですか。 使っているツールで決まります。業務がどのツールに集まっているかが曖昧なら、先にそちらを決めるのが順番です。
Q. 全社導入すべきですか。 まず使う人を絞って始めることを勧めます。4つとも1ユーザー(1シート)単位の料金なので、使わない人の分がそのまま費用になります。
Q. 入力した社内データはAIの学習に使われますか。 Microsoft 365 Copilotは、Microsoft Graph経由のデータを基礎のLLMの学習に使わないと公式ドキュメントに書かれています。Notionは、利用者がデータの共有に同意しない限りモデルの学習に使わないと説明しています。SlackとZoomについては、各記事で確認した範囲に記載がないため、導入前に各社のプライバシーの説明を確認してください。
Q. 期待外れになる一番の原因は何ですか。 情報と権限の整理不足が起きやすい原因です。内蔵AIはツールの中の情報を材料にするので、思った結果が出ない場合は、まずそこに溜まっているデータの状態を確かめてください。
PR|内蔵AIでは埋まらない穴
ここで挙げた4つはいずれも、それぞれのツールの中でしか働きません。特に会議記録は、対面の打ち合わせや外出先での会話が丸ごと抜け落ちます。ツールに依存せず録音と文字起こしを端末側で完結させる選択肢として PLAUD NOTE のようなAIボイスレコーダーがあります。
※当サイトでは未検証です。料金・対応環境・最新の条件は公式サイトでご確認ください。
PLAUD NOTE 公式サイト