総評
この記事の料金・機能は公式サイトの記載を2026年11月3日に確認したものです。当サイトで実際に使った検証はしていません。
Opus Clip(公式表記はOpusClip)は、YouTube動画やウェビナー、ポッドキャスト映像などの長尺コンテンツをアップロードすると、AIが「見どころ」と判断した箇所を自動で切り出し、縦型のショート動画として書き出すツールです。字幕の自動生成、話者に合わせたフレーミング(AIリフレーム)、バズりやすさを点数で示す機能(Virality Score。料金ページではStarter以上)などがまとまっています。ただし「バズるクリップを保証する」ものではなく、候補を効率よく出すための下地作りのツールと捉えるのが妥当です。
得意なこと
- 長尺動画からハイライト候補を複数抽出する。アップロードできるファイルは料金ページでFree・Starterが1本10GBまで、Pro以上が30GBまで
- 話している人物に合わせてフレーミングする縦型変換(AIリフレーム)。FreeとStarterは9:16のみ、Pro以上は1:1・16:9にも対応(料金ページ)
- 字幕の自動生成とアニメーション付き字幕のテンプレートが全プランに含まれる(Freeは透かし付き)
- クリップごとに「バズりやすさ」の目安スコア(Virality Score)が表示され、投稿の優先順位をつけやすい。Freeには含まれない
- 複数クリップを一括で生成できるため、SNS運用の投稿ペースを維持しやすい
料金(2026年11月3日確認)
公式の料金ページの表示です。料金は米ドルで、ページには「/mo」(月あたり)と表示されています。
| プラン | 料金 | 主な違い |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | 書き出しは1080pまで、字幕に透かし、書き出しとメディアの保存は3日まで、Virality Scoreなし |
| Starter | 15ドル/月 | 透かしなし、Virality Score、テキストとタイムラインでの編集、保存は29日まで |
| Pro | 29ドル/月 | 1:1・16:9へのリフレーム、ブランドテンプレート最大4つ、保存容量100GB |
| Business | 個別見積もり | 保存容量無制限など |
月ごとの処理時間やクレジットの量は、確認した料金ページには書かれていませんでした。
過信は禁物な点
- AIが選ぶ切り抜き箇所は、必ずしも発信者の意図した「一番伝えたい部分」と一致するとは限らず、候補は人の目で取捨選択する前提で使う必要がある
- 自動字幕は固有名詞や専門用語、話者交錯のある場面で誤認識が発生しやすく、投稿前の確認・修正はほぼ必須
- バズりやすさスコアはあくまで参考指標であり、実際の再生数やエンゲージメントを保証するものではない
- 元動画の著作権者・出演者の許諾範囲を超えて切り抜きを公開すると問題になり得るため、引用や二次利用の範囲は自分で確認する必要がある
- 見どころの判定は話の内容が中心になると考えられるため、資料の画面説明が中心の動画などでは、候補が意図とずれていないかを特に丁寧に確認する
- 公式ヘルプの対応言語の表では、日本語は「ベータ版」の印付きで、絵文字やキーワードの強調が不正確になることがあると注記されている
向いている人
- YouTubeの長尺動画をTikTokやInstagram Reels、YouTube Shortsへ横展開したい発信者・企業アカウント運用者
- ポッドキャストやウェビナーのアーカイブを持っていて、そこから切り抜き素材を量産したいチーム
- 切り抜き作業に時間をかけられず、まず候補出しだけでも自動化したい個人クリエイター
使い方のコツ
- 生成された候補クリップはすべて採用せず、自分の投稿目的に合うものだけを選別する
- 自動字幕は書き出し前に必ず全文を見直し、固有名詞や数字の誤りを修正する
- 元動画の権利関係(自分のコンテンツか、引用可能な範囲かなど)を事前に整理してから素材を投入する
- スコアの高さだけで判断せず、実際に自分のアカウントの視聴者層に響く内容かどうかを最終的に人が判断する
最新の料金プランや対応機能は変更される可能性があるため、利用前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
よくある質問
Q. 元動画が無くても使えますか。 使えません。長尺の資産がある人向けのツールです。ゼロから作るのではなく、あるものから量を出す工程を自動化します。
Q. 出てきた切り抜きはそのまま投稿できますか。 候補として使う前提で、選別は人がやる流れで組んでください。「バズりそう」というスコアは目安であって、文脈や発言の切り取り方の妥当性までは判断されません。
Q. 日本語の動画でも使えますか。 公式ヘルプの対応言語の表に日本語(ja)はありますが、「ベータ版」の扱いです。英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・ポルトガル語の5言語だけがベータの印なしで並んでいます。日本語の動画では、字幕の修正工程を見込んでおいてください。
関連する無料ツール
切り抜きを量産すると、1本ずつの容量が効いてきます。動画ファイルサイズ計算ツールで、必要なビットレートを逆算できます。
元の長尺動画の形式をそろえたり、書き出した切り抜きを各SNSの仕様に合わせて圧縮し直したりする工程には、変換ソフトを組み合わせる方法があります。ただしVideoProc Converter AIの無料版は、変換・圧縮が5分未満の動画までです(公式の比較表、2026年11月3日確認)。長尺の元動画をそのまま変換するなら有料版が前提になります。無料版でどこまでできるかはVideoProc Converter AIの解説にまとめました。
PR|切り抜き前後のファイル変換をまとめたいとき
Opus Clipに渡す長尺素材の形式変換や、書き出したショート動画を各SNSの仕様に合わせて再変換する工程は、別のツールが必要になります。変換・圧縮・画面録画を1本で扱えるソフトとして 【VideoProc】 があります。
※当サイトでは未検証です。料金・対応環境・最新の条件は公式サイトでご確認ください。
VideoProc 公式サイト