総評
この記事の料金・機能は公式サイトの記載を2026年11月3日に確認したものです。当サイトで実際に使った検証はしていません。
現在の状況(2026年11月3日確認)
- Cognitionは2025年7月14日の公式ブログで、AIエディタWindsurfを買収する正式な契約を結んだと発表しました。
- 2026年6月2日の公式ブログで、「Windsurfの次の世代」としてDevin Desktopが発表されました。製品ページでは「Windsurfの新しい名前」と説明されており、切り替えは通常のアップデートで行われ、プラン・拡張機能・設定は引き継がれるとされています。
- windsurf.com の料金ページは、現在 devin.ai/pricing に転送されます。
- 旧版の目玉だったエージェント「Cascade」は、公式ドキュメントで「レガシー」とされ、新しい会話を始めることも、過去の会話を開くこともできなくなっています。新しい会話は、ローカルで動くエージェント「Devin Local」で始まります。Cascade専用だった「Workflows」はDevin Localでは使えないため、スキルへの移行が案内されています。
Devin Desktopは、Windsurfのエディタを土台に、ローカルで動くエージェント(Devin Local)、クラウドで動くDevinへの作業の受け渡し、複数のエージェントをまとめて管理する「Agent Command Center」を組み込んだAIエディタです。VS CodeやCursorの設定・キーバインドを取り込む機能があります。Cursorとよく比較される立ち位置で、すでにコードを書ける開発者が、定型作業や複数ファイルにまたがる変更を任せる用途を想定した製品です。生成されたコードを鵜呑みにせず確認する必要がある点は、他のAIツールと同じです。
主な機能(公式の説明)
- Devin Local(Devin CLIと共通のエージェントの仕組み)による、複数ファイル・複数ステップの編集
- ローカルで始めた作業をクラウドのDevinに渡す機能と、複数のエージェントを一か所で管理するAgent Command Center
- VS CodeやCursorの設定・キーバインドの取り込み(初回設定時、またはコマンドパレットから)
- Tab補完とインライン編集(料金ページでは無料プランでも回数無制限と記載)
- 対応OSはmacOS・Windows・Linux(公式ドキュメントに動作要件の記載あり)
過信は禁物な点
- エージェントが複数ファイルを書き換えるぶん、意図しない箇所まで変更されることがあり、差分の確認は必須
- 大規模・複雑なリポジトリでは、文脈の取り違えや誤った依存関係の推測が起こりえる
- Cascadeを前提にした古い解説や手順(Workflowsなど)は、今の版ではそのまま使えない
- 公式ドキュメントでは、他社のAI補完の拡張機能や一部の独自の拡張機能は互換性がないとされている
- Devinの公式ドキュメント(セキュリティ)によると、初期設定ではデータがモデルの学習に使われる場合があり、有料プランでは設定画面(Data Controls)から学習への利用をオフにできる(Teamsプランは管理者のみ)。無料プランでの扱いは、確認したページには書かれていなかった
- 料金体系や利用枠は変更されやすいため、記事内の情報を鵜呑みにせず公式情報を都度確認すべき
料金(2026年11月3日確認)
公式の料金ページの表示です。料金は米ドルの月額で、円での価格は表示されていませんでした。Devin Desktopは、クラウドのDevinやDevin CLIと同じプランで使う形です。
| プラン | 月額 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | エージェント用の少なめの利用枠、使えるモデルは一部、Tab補完・インライン編集は無制限 |
| Pro | 20ドル | 利用枠の拡大、OpenAI・Claude・Gemini・SpaceXAIなどのモデル、SWE-2、Devin Cloud。超過分はAPI料金で追加購入 |
| Max | 200ドル | Proより大幅に多い利用枠 |
| Teams | 80ドル〜(フル席は1人40ドル) | 最大200人、共有・共同作業、一括請求、管理画面 |
| Enterprise | 要問い合わせ | SAML/OIDCのSSO、専用の導入形態など |
公式ドキュメント(料金)によると、ProとTeamsのフル席は日単位と週単位の利用枠、Maxは週単位の利用枠(1日の上限なし)で、どちらも自動的に補充されます。Teamsの無料の「フレックス席」ではDevin Desktopは使えません。
向いている人
- すでにコーディングができ、定型的な横断編集やリファクタリングをAIに任せて時短したいエンジニア
- CursorやGitHub Copilotなど他のAIエディタと比較検討しており、複数ツールを試したい人
- VS CodeやCursorの設定を持ち込みつつ、エージェントによる編集を試したい開発者
- 旧Windsurfの利用者で、Devin Desktopへの切り替え後の変更点を確かめたい人
導入のコツ
- まずは小規模な既存プロジェクトでエージェントに変更を任せ、生成された差分をすべて目視確認する習慣をつける
- バージョン管理(Git)と組み合わせ、こまめにコミットしてから自律編集を試すことで、想定外の変更を簡単に戻せるようにする
- 重要な本番コードにはいきなり使わず、テストコードや社内ツールなど影響範囲の小さいところから試す
- 旧WindsurfでWorkflowsを使っていた場合は、公式ドキュメントの案内に沿ってスキルへ移す
最新の料金プランや対応機能は変更される可能性があるため、必ず公式の料金ページで最新情報をご確認ください。
よくある質問
Q. Windsurfは今も使えますか。 製品はDevin Desktopという名前に変わって提供されています。製品ページによると、切り替えは通常のアップデートで行われ、プラン・拡張機能・設定は引き継がれます。ただし、旧エージェントのCascadeは新しい会話にも過去の会話にも使えなくなっています。
Q. Cursorとどちらを選ぶべきですか。 どちらもAIエージェントを組み込んだエディタで、方向性は近い競合です。料金の仕組みは大きく違い、Cursorは2026年8月の買収後にGrok中心のプランへ変わっています(Cursorレビュー参照)。両方の無料プランで同じ小さな作業を試して比べるのが最も確実です。
Q. 自律的にコードを書かせて大丈夫ですか。 差分を確認できる範囲に作業単位を区切るべきです。一度に大きな変更を任せると、どこが変わったのか追えなくなり、レビューが形骸化します。
Q. 日本語での指示は通りますか。 公式ドキュメント(docs.devin.ai)には日本語版のページがあります。日本語の指示でどの程度意図が伝わるかは、確認したページには書かれておらず、当サイトでも確かめていません。コードの名前やエラーメッセージは原文のまま貼る書き方が無難です。