この記事の結論
3つとも「調べ物を助けるAI」と紹介されますが、何を情報源にして、何を作ってくれるかが違います。
| Perplexity | Genspark | NotebookLM(Gemini Notebook) | |
|---|---|---|---|
| 情報源 | Web全体(回答に引用元が付く) | Webや手元のファイル | 自分が入れた資料だけ |
| 出来上がるもの | 出典つきの回答 | スライド・資料・表・Webページなどの成果物 | 資料に基づく回答、要約、音声解説 |
| 向いている調べ物 | 最新の事実確認、調べ始め | 調べた結果を資料の形にまとめる | 手元の資料・論文・議事録を読み解く |
| 無料版 | 基本の検索は実質無制限、Pro検索は1日3回 | 1日100クレジット(生涯の上限あり) | 1日50回のチャット、1ノートブック50ソース |
| 有料版 | Pro:年額請求で月17ドル相当 | Plus:月24.99ドル | Google AI Plus(月725円または月1,450円と公式ページで表示が分かれる) |
- 事実を確かめたい・調べ始めたい → Perplexity。回答の文中に引用元が付くので、元のページをたどりやすい
- 調べた結果をスライドや資料にしたい → Genspark。調べるところから成果物を仕上げるところまでを任せる道具
- 自分の手元にある資料を読み込ませたい → NotebookLM。回答の根拠を、入れた資料に限れる
この記事の料金・回数は各社の公式ページ・ヘルプを2026年10月23日に確認したものです。当サイトは実際に使った検証はしていません。公式の公開情報を整理した記事です。料金と回数の上限は変わることがあるため、契約する前に公式ページで最新の表示を確かめてください。
NotebookLM は「Gemini Notebook」に名前が変わった
Google の公式サイトのよくある質問では、2026年7月から NotebookLM は Gemini Notebook になると説明されています。これまでのノートブックはそのまま使え、ウェブとモバイルで単体のツールとして引き続き使えるとされています。名前が変わっても、「自分が入れた資料(ソース)に基づいて答える」という性格は同じです。この記事では、検索されることの多い NotebookLM の名前も併記します。
Perplexity:出典つきで答える検索AI
得意なこと
公式ページでは、すべての回答に信頼できる情報源からの引用が文中に付き、主張を確かめられることを特徴として挙げています。質問に合わせて使うAIモデルを自動で選ぶ仕組みもあります。有料版では、使うモデルを自分で選んだり、資料やアプリを作る機能(Computer)を使ったりできます。
料金(2026年10月23日 公式サイトで確認)
| プラン | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 無料版 | 0ドル | 基本の検索は実質無制限。Pro検索は1日3回、Research(深い調査)は月1回 |
| Pro | 年額請求で月17ドル相当 | 上位のAIモデル、モデルの選択、資料やアプリの作成、利用上限の拡大 |
| Max | 年額請求で月167ドル相当(月払いは200ドル) | 最も高い利用上限、毎月10,000クレジット、新機能の先行利用 |
無料版の回数はヘルプセンターの比較表によるものです。比較表では、無料版は上位のAIモデル、画像生成、ファイルやアプリの作成が「なし」とされています。料金ページには「個人利用のみ」と書かれています。
日本語:公式サイト(料金・機能のページ)は日本語で表示されます。
Genspark:調べて、資料まで作るAIワークスペース
得意なこと
Genspark の公式ヘルプでは、中心の機能「Super Agent」を、依頼を手順に分け、必要な道具を選んで、仕上がった成果物まで進めるエージェントとして説明しています。例として挙がっているのは、市場の動向を調べて10枚のスライドにまとめる、アップロードした資料から製品のランディングページを作る、売上のファイルを分析して図表にする、といった使い方です。ほかに AI Slides・AI Sheets・AI Docs などの機能があります。
以前の Genspark は、調べた内容を1枚のまとめページ(Sparkpage)にする検索AIとして知られていましたが、確認した公式ヘルプの機能一覧には Sparkpage の項目はなく、現在は資料作りまでを含む「AIワークスペース」として案内されています。
料金(2026年10月23日 公式ヘルプで確認)
| プラン | 月払い | 年払い | クレジット | 保存容量(AI Drive) |
|---|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | — | 1日100クレジット(生涯の上限まで) | 1GB |
| Plus | 月24.99ドル | 月19.99ドル(年239.99ドル) | 月10,000クレジット〜 | 50GB |
| Pro | 月249.99ドル | 月199.99ドル(年2,399.99ドル) | 月125,000クレジット〜 | 1TB |
注意したい点が2つあります。
- 無料版のクレジットには生涯の上限があります。 公式ヘルプでは、1日100クレジットの補充は生涯の上限に達すると止まると説明されています(上限の数は書かれていません)。無料のまま毎日使い続けられるわけではありません。
- 何をするとクレジットが減るか。 文章・画像・動画・音声の生成で、モデルの種類や長さ、解像度などに応じてクレジットを消費します。Plus と Pro には、Super Agent や AI Slides などを標準モードで使うときにクレジットを使わずに済む「週ごとの無料枠(Free Quota)」があります。
日本語:確認した公式ヘルプ(料金・クレジット・Super Agent)には、対応言語の記載がありませんでした。
NotebookLM(Gemini Notebook):自分の資料だけで答えるAI
得意なこと
公式サイトでは、回答は常に、ユーザーが提供した情報に基づいて生成されると説明されています。手元の資料を「ソース」として入れ、その範囲で質問・要約ができます。ソースの要約を音声で聞ける「音声解説」も特徴です。
無料版と有料版の上限(2026年10月23日 公式ヘルプで確認)
| 無料(Standard) | Google AI Plus | Google AI Pro | |
|---|---|---|---|
| 料金 | 0円 | 月725円(gemini.google の表示)/月1,450円(one.google.com の表示)※2026年11月3日、公式ページで表示が分かれていた | 月2,900円 |
| ノートブック数 | 100 | 200 | 500 |
| 1ノートブックのソース数 | 50 | 100 | 300 |
| チャット | 1日50回 | 1日200回 | 1日500回 |
| 音声解説 | 1日3件 | 1日6件 | 1日20件 |
さらに上位の Google AI Ultra(月14,500円〜)では、1ノートブックのソース数が500〜600、チャットが1日2,500〜5,000回まで増えます。無料版(Standard)は、Google アカウントで登録すれば使えます。
日本語:公式ヘルプでは、音声解説は日本語を含む80以上の言語で作れるとされています。ただし、音声解説に途中で質問できる「インタラクティブモード」は、現時点では英語のみです。
用途別の選び方
| やりたいこと | 向いているもの | 理由 |
|---|---|---|
| ニュースや製品情報など、最新の事実を確かめる | Perplexity | 回答に引用元が付き、Web全体から探す |
| 調べ物の結果を、そのままスライドや資料にする | Genspark | 調査から成果物の作成までを1つの依頼で進める |
| 社内資料・論文・議事録を読み込ませて質問する | NotebookLM | 回答の根拠を、入れた資料に限れる |
| 学術論文の根拠だけを調べたい | Consensus | 対象を論文に絞った検索。Consensusレビューを参照 |
組み合わせて使う場合は、Perplexity で一次情報のページを見つける → そのページや資料を NotebookLM に入れて読み込む → 必要なら Genspark で資料の形にする、という順番にすると、根拠を確かめる工程が抜けにくくなります。
どれを使っても共通する注意点
- 引用元が付いていても、その引用元が主張を裏付けているとは限らない。 数字や固有名詞は、リンク先の元のページで確かめてください。
- 整った見た目の資料ほど、誤りに気づきにくい。 Genspark のように成果物まで作る道具では、出来上がった資料を人が読み直す時間を見込んでください。
- 入れてよい資料か。 社外秘の資料や個人情報を外部のサービスに入れる前に、勤め先の取り扱いの決まりを確認してください。
よくある質問
Q. Genspark と Perplexity の違いは何ですか。 Perplexity は、質問に出典つきの回答を返す検索AIです。Genspark は、調べた内容をもとにスライドや資料、Webページなどの成果物まで作るAIワークスペースです。事実を確かめるなら Perplexity、資料の形にしたいなら Genspark、という分け方になります。料金は、Perplexity Pro が年額請求で月17ドル相当、Genspark Plus が月24.99ドル(年払いなら月19.99ドル)です。
Q. NotebookLM と Genspark の違いは何ですか。 NotebookLM(現 Gemini Notebook)は、自分が入れた資料の範囲で答えるのが特徴で、Webを広く調べる道具ではありません。Genspark は Web や手元のファイルを使って、成果物を作るところまで進めます。手元の資料を正確に読み解きたいなら NotebookLM、新しく調べて資料にまとめたいなら Genspark です。
Q. 無料版だけで足りますか。 使い方によります。Perplexity の無料版は基本の検索なら実質無制限ですが、Pro検索は1日3回です。NotebookLM の無料版は1日50回のチャットと1ノートブック50ソースまで使えます。Genspark の無料版は1日100クレジットで、生涯の上限に達すると補充が止まります。
Q. それぞれの詳しい記事はありますか。 Perplexityレビュー、Gensparkレビュー、NotebookLMレビュー、4種をまとめたリサーチ用AIの比較を参照してください。Perplexity の AIブラウザについてはPerplexity Cometレビューにまとめています。