各ツールの料金・機能・規約は公式サイトの記載を2026年11月3日に確認したものです。当サイトで実際に使った検証はしていません。
この記事の結論
- 一般的な調べ物・最新ニュースの確認なら Perplexity。回答の文中に引用元が付くので、元のページをたどりやすい
- 学術論文を根拠に確かめたいなら Consensus。検索対象を学術論文・学術文献に絞っている
- 調べた結果をスライドや資料の形にまとめたいなら Genspark。現在は「Super Agent」を中心に、調べ物から成果物づくりまでを任せる AIワークスペースとして案内されている
- 自分が入れた資料・議事録・論文をもとに答えさせたいなら NotebookLM(2026年7月から Gemini Notebook)。回答の根拠を、入れた資料(ソース)に限れる
いずれも「回答を鵜呑みにせず、引用元や原文を自分で確認する」という基本姿勢が欠かせない点は共通しています。
比較の観点
この4つはどれも「リサーチ」を助けるAIですが、守備範囲が異なります。
- 情報源がWeb全体か、学術文献か、自分の資料か
- 出来上がるものが出典つきの回答か、スライドや資料などの成果物か
- 料金と無料版でできる範囲
| Perplexity | Consensus | Genspark | NotebookLM(Gemini Notebook) | |
|---|---|---|---|---|
| 情報源 | Web全体(回答に引用元が付く) | 学術論文・学術文献 | Webや手元のファイル | 自分が入れた資料(ソース) |
| 出来上がるもの | 出典つきの回答 | 論文を引用した回答、文献レビュー | スライド・資料・表・Webページなど | 資料に基づく回答、要約、音声解説 |
| 無料版 | 基本の検索は実質無制限、Pro検索は1日3回、Researchは月1回 | Proメッセージ月10回、Deep review月3回 | 1日100クレジット(生涯の上限あり) | 1ノートブックのソースは最大50件 |
| 有料版の例 | Pro:年額請求で月17ドル相当 | Pro:月20ドル(年払いで月12ドル相当) | Plus:月24.99ドル(年払いで月19.99ドル相当) | Google AI Pro:月額¥2,900(Google AI の各プランに含まれる) |
料金は2026年11月3日に各社の公式ページで確認したものです(Perplexity・Consensus・Genspark は米ドル)。
Perplexity
回答に情報源(引用元リンク)を併記する検索特化型AIです。「どこからその情報を得たか」を追跡しやすく、事実確認の手間を減らせます。最新の出来事やニュースについての質問、複数の情報源を横断した比較・要約に向いています。ただし引用元が示されていても、その情報源自体の信頼性は自分で判断する必要があり、マイナーなトピックでは情報源の数が少なく偏りが出ることもあります。
無料版でも基本の検索は実質無制限ですが、Pro検索は1日3回、Research は月1回までです(公式ヘルプのプラン比較)。Pro のページには「個人利用のみ」と書かれており、法人向けには Enterprise Pro があります。詳しくはPerplexityのレビューを参照してください。
Consensus
一般的なウェブページではなく、学術論文を情報源にして質問に答える検索エンジンです。公式サイトは対象を「4億件以上の査読済み論文と学術文献」としていますが、公式ブログ(2025年10月)ではプレプリントや学会発表論文も含むと説明されているため、すべてが査読済みとは限りません。はい/いいえで答えられる問いでは、研究の見解がどちらに寄っているかを示す「Consensus Meter」が表示されます。これは傾向をつかむための目安なので、もとになった研究の質や件数を確かめずに、それだけで結論とするのは避けてください。
検索対象が学術文献に限られるため、最新ニュースや実務的な一次情報の調査には向きません。日本語で質問でき、回答も質問の言語で返すと公式ブログで説明されていますが、日本語の論文がどの程度収録されているかは確認したページに書かれていませんでした。詳しくはConsensusのレビューを参照してください。
Genspark
以前は、質問に対して複数のWebサイトを調べて1枚の「Sparkpage」にまとめるAI検索ツールとして知られていました。2026年11月3日に公式ヘルプを確認したところ、現在は「Super Agent」を中心に、調べ物からスライド・資料・Webページなどの成果物づくりまでを任せる AIワークスペースとして案内されており、機能一覧に Sparkpage の項目はありませんでした。ほかに AI Slides・AI Sheets・AI Docs などの機能があります。
Perplexity が「引用元付きの回答」を返すのに対し、Genspark は「資料のような成果物」まで作るのが違いです。見た目が整っている分、内容の正確性まで担保されているように錯覚しやすい点に注意が必要です。確認した Super Agent の公式ヘルプには、出典の示し方や情報源の選び方についての説明は見当たりませんでした。作業量はクレジットで数えられ、無料版のクレジットには生涯の上限があります(上限の数値は確認したページに記載なし)。詳しくはGensparkのレビューを参照してください。
NotebookLM(Gemini Notebook)
Google の公式サイトのよくある質問によると、NotebookLM は2026年7月から「Gemini Notebook」に名前が変わりました。これまでのノートブックはそのまま使え、ウェブとモバイルで単体のツールとして引き続き使えるとされています。
自分が入れた資料(PDF・Word・Googleドキュメント・WebのURL・字幕つきの公開YouTube動画・音声ファイルなど)をソースとして、質問応答や要約を行うツールです。公式サイトでは、回答は常にユーザーが提供した情報に基づいて生成されると説明されています。Web の新しい情報を使いたい場合は、Web を検索して見つけたページをソースとして追加する機能(公式ヘルプの「Fast Research」)があります。1ノートブックに入れられるソースは無料で最大50件、Google AI Pro で最大300件です(公式のプランのページ)。詳しくはNotebookLMのレビューを参照してください。
どれを選ぶべきか(タイプ別)
| タイプ | 候補 |
|---|---|
| 一般的な調べ物・最新ニュースの確認 | Perplexity |
| 学術論文を根拠に確かめたい | Consensus |
| 調べた結果をスライドや資料にまとめたい | Genspark |
| 自分の資料・議事録・論文をもとに答えさせたい | NotebookLM(Gemini Notebook) |
用途によっては併用が現実的です。たとえば「Consensusで論文の見解の傾向をつかみ、一般的な背景情報はPerplexityで補う」「Gensparkで比較検討のたたき台を作り、重要な数値は元の記事や公式ページで裏取りする」といった使い分けが考えられます。
込み入った調べ物ほど質問文の設計が結果を左右するため、無料のAIプロンプト作成ツールでリサーチ用の質問文を整理してから各ツールに投げると、的確な回答を引き出しやすくなります。
料金プランや対応機能は各社変更されることがあるため、契約前に必ず公式サイトの最新情報を確認してください。Genspark・Perplexity・NotebookLM の料金と無料版の制限をより詳しく並べた表はGenspark・Perplexity・NotebookLMの違いにあります。
よくある質問
Q. 出典が付いていれば信用してよいですか。 いいえ。出典が付くことと、その出典が主張を裏付けていることは別です。AIの要約には、引用元に書かれていない内容や、元の文とニュアンスの違う内容が含まれるおそれがあります。重要な判断に使う情報は必ずリンク先を確認してください。
Q. Google検索はもう要りませんか。 要ります。答えが1つに決まる調べ物ではAIが速く、比較検討や一次情報そのものを読みたい場合は従来の検索が向きます。置き換えではなく使い分けです。
Q. 学術的な調べ物にはどれが向きますか。 論文に絞るならConsensus、手元の資料を読ませるならNotebookLM(Gemini Notebook)、Web全体から調べるならPerplexityです。調べた結果を資料の形にまとめたいならGensparkが候補になります。目的が「探す」のか「読む」のか「まとめる」のかで分かれます。