総評
この記事の料金・機能は公式サイトの記載を2026年11月3日に確認したものです。当サイトで実際に使った検証はしていません。
Superhuman Mail(旧称 Superhuman)は、キーボードショートカットによる操作とAI機能を組み合わせた、有料のメールアプリです。スレッドの要約、返信文の下書き作成、受信トレイの分類(Split Inbox や自動ラベル)などをAIが支援します。マウスをほとんど使わずに操作を完結できる設計で、大量のメールを日常的にさばく人を想定したツールです。
運営会社について: Grammarlyは2025年6月にSuperhumanの買収を発表し、2025年10月に会社名を「Superhuman」に変更しました(Grammarly公式ブログ)。Grammarlyの利用規約では、契約の相手は Superhuman Platform Inc.(旧 Grammarly, Inc.)になっています。現在はGrammarly・Superhuman Mail・Superhuman Docs(旧Coda)・AIアシスタントのSuperhuman Goが、Superhumanという会社の製品群(Superhuman Suite)として提供されています。公式ブログには、既存のGrammarly・Coda・Superhuman Mailの利用者にとって製品の使い方は変わらないとあります。
料金(2026年11月3日に公式の料金ページで確認)
Superhuman Mail 単体のプランです(米ドル・1人あたり)。
| プラン | 年払い(月あたり) | 月払い | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| Starter | 25ドル | 30ドル | メールの効率化機能、Superhuman AI、チームでの共同作業、カレンダー |
| Business | 33ドル | 40ドル | Starterの内容に加え、自動下書き(Auto drafts)、Ask AI、独自の自動ラベル、CRM連携、Superhuman Mail MCP |
| Enterprise | 個別見積もり | — | 管理者向けのセキュリティ、シングルサインオン、チームの分析など |
このほか、Grammarly・Docs・Go・Mailをまとめたスイートのプランもあり、Mailが含まれるのはBusiness(年払いで月33ドル、月払いで40ドル)以上です。スイートのFree・Pro(年払いで月12ドル)にはMailは含まれていません(いずれも公式のプランページ)。最新の料金はSuperhuman Mailの料金ページで確認してください。
得意なこと
- キーボードショートカット中心の操作で、メールの既読化・アーカイブ・返信などを素早くこなす設計
- AIによるスレッド要約(Auto Summarize)で、長いやり取りの内容を把握しやすくする
- 返信文のAI下書き生成で、定型的な返信作成の手間を減らせる(自動下書きは料金ページではBusiness以上)
- スニペット機能やリマインダー(Remind Me)で、返信漏れや対応忘れを防ぎやすい
- Mac・Windows向けのアプリ、Chrome拡張、iPhone・iPad、Androidのアプリがある(公式ヘルプセンター)
過信は禁物な点
- 使えるのはGmailとMicrosoft 365のアカウントだけです。 公式ヘルプセンターに「現時点ではGmailとMicrosoft 365でホストされているアカウントのみ対応」とあります。プロバイダーやキャリアの独自メール、iCloudなどのアカウントでは使えない点に注意してください
- 料金は1人あたり月25〜40ドルで、メール処理量が少ない人には費用に見合わない可能性がある
- ショートカットを使いこなすまでに一定の学習期間が必要
- AIが生成する下書きはそのまま送信せず、内容や文脈のずれがないか必ず人の目で確認する必要がある
- 確認した公式ページには、アプリの表示を日本語にできるかどうかや、AI機能の日本語での品質についての記載は見当たらなかった。日本語のメールが中心なら、契約前に確かめる
向いている人
- 日々大量のメールに対応する経営者や営業職など、処理スピードが業務成果に直結する人
- GmailまたはMicrosoft 365のアカウントでメールを使っている人
- キーボード操作を習得してでも作業効率を上げたいと考える人
使い方のコツ
- 最初の数日はショートカット一覧を手元に置き、マウスに頼らず操作する習慣を意識的につける
- AIの要約や下書きは「たたき台」として扱い、送信前に事実確認とトーンの調整を必ず行う
- スニペットやリマインダーを早めに設定し、繰り返し発生するやり取りを効率化しておく
最新の料金プランや対応機能は変更される可能性があるため、導入を検討する際は必ず公式サイト(superhuman.com)で最新情報を確認してください。
よくある質問
Q. 料金が高いですが、見合いますか。 1日に大量のメールを処理する職種(営業、採用、経営層)では、短縮できる時間で説明が付く場合があります。1日20通程度なら、既存のメールクライアントで十分なことが多いでしょう。判断材料は機能ではなく通数です。
Q. キーボード操作は覚えられますか。 ショートカットを覚えるまでの投資が前提のツールです。覚えるまでは従来のメールソフトより時間がかかることもあるため、忙しい時期の導入は避けたほうが無難です。
Q. AI機能だけが目当てなら他でもよいですか。 返信の下書き生成だけが目的なら、GmailやOutlookに組み込まれたAI機能でも用が足りる場合があります。Superhuman自身も、GmailやOutlookの中で動く「Email Assistant」を案内しています。Superhuman Mailの特徴は操作体系そのものです。
Q. Grammarlyとは別の会社ですか。 同じ会社です。Grammarlyの会社がSuperhumanを買収し、会社名をSuperhumanに変えました。Grammarlyは文章作成支援の製品として続いており、Superhuman Mailと同じ会社の製品群に入っています。GrammarlyについてはGrammarlyレビューも参照してください。