総評
この記事の料金・機能は公式サイトの記載を2026年11月3日に確認したものです。当サイトで実際に使った検証はしていません。
Reclaim.aiは、Motionのように独自のカレンダー環境を新たに構築するタイプではなく、すでに使っているGoogleカレンダーやOutlookカレンダー(公式の料金ページでは全プランで両方に対応)に後付けする形で、空き時間を分析し、タスク・習慣・集中作業時間を自動的に差し込んでくれるツールです。カレンダーの主導権を移行する必要がないため、チームや取引先とすでにGoogleカレンダーで予定を共有している人ほど導入のハードルが低いと言えます。「新しいアプリに乗り換える」のではなく「今のカレンダーを賢くする」という位置づけが最大の特徴です。
なお、Reclaim.aiは2024年8月20日にDropboxに買収されました(Reclaimの公式ブログ)。現在の公式サイトでは「Reclaim.ai from Dropbox」と表示されています。
得意なこと
- 既存のGoogleカレンダーの予定をそのまま読み込み、空いている時間帯を自動検出してタスクを差し込んでくれる
- 「週3回・30分」のような習慣(運動、読書など)を、空き時間を見つけて自動的に予定化し続けてくれる
- 集中作業のためのブロック時間(Focus Time)を優先度に応じて確保し、会議で埋まりそうになると自動で調整してくれる
- 1on1ミーティングなど定例予定について、双方の空き時間から柔軟に再配置してくれる
- Slackと連携し、会議や集中時間に合わせてSlackのステータスを自動で変えたり、集中時間中は通知を止めたりできる(公式の連携ページの説明)
- 無料の Lite でも Google Tasks・Slack・Zoom・Google Meet と連携でき、有料プランでは Todoist・Asana・ClickUp・Jira・Linear などのタスク管理ツールとも連携できる
過信は禁物な点
- 自動配置はあくまでReclaim.aiが把握しているカレンダー情報が前提のため、口頭やメールだけで決まった予定は反映されず、ダブルブックの原因になりうる
- チームメンバー全員がReclaim.aiを使っていないと、相手には単なる「予定あり」としか見えず、調整の恩恵を最大限には受けられない
- 自動で配置・再配置された予定を都度確認しないと、重要な会議の直前に集中時間や習慣タスクが割り込んでしまうことがある
- 無料プランでは同期できるカレンダー数や自動化の範囲に制限があり、本格的に使うには有料プランへの移行を前提に検討したほうがよい
- タスクの優先順位付けや所要時間の見積もりは自分で入力する必要があり、放置すると配置の精度が下がっていく
料金(2026年11月3日確認)
Reclaim.ai の公式料金ページ(reclaim.ai/pricing)の表示です。ドル建てで、1人(1シート)あたりの月額です。
| プラン | 年払い | 月払い | 主な制限 |
|---|---|---|---|
| Lite | 無料 | 無料 | 1人で利用、予定を組む範囲は1週間先まで、カレンダー同期は1つ、日程調整リンクは1つ |
| Starter | 月10ドル | 月12ドル | 最大10人、予定を組む範囲は8週間先まで、カレンダー同期3つ |
| Business | 月15ドル | 月18ドル | 最大100人、予定を組む範囲は12週間先まで、カレンダー同期は無制限 |
| Enterprise | 月22ドル | 年払いのみ | 100人超、SSOなど |
無料の Lite でも試せますが、予定を組む範囲が1週間先までに限られます。数週間先の締め切りに向けて作業時間を確保したい使い方なら、Starter 以上が前提になります。Starter のカレンダー同期数は、プランの説明では3つ、比較表では無制限と、料金ページの中で表示が分かれていました。料金は改定されることがあるため、契約前に公式の料金ページで確認してください。
向いている人
- すでにGoogleカレンダーを中心に予定管理をしており、ツールを乗り換えずにAI自動化だけを追加したい人
- 会議が多く、集中作業の時間が気づけば会議で埋め尽くされてしまいがちな人
- 運動や学習などの習慣を「予定に入れないと続かない」タイプで、機械的にでも時間を確保したい人
- チーム内の1on1や定例会議の調整に地味に時間を取られているマネージャー層
使い方のコツ
- 導入直後はタスクと習慣の優先度設定を粗くせず、重要な予定ほど優先度を高く設定して自動配置の精度を上げる
- 毎朝、その日のカレンダーを一度目視で確認し、自動配置されたタスクが重要な予定と衝突していないかをチェックする習慣をつける
- チームで使う場合は、少なくとも予定調整に関わるメンバー間ではReclaim.aiの利用を揃えると、自動化の効果を発揮しやすい
最新の料金プランや対応機能は変更される可能性があるため、利用前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
よくある質問
Q. 既存のGoogleカレンダーはそのまま使えますか。 使えます。カレンダーを置き換えるのではなく、空き時間に自動で予定を差し込む形です。今の運用を変えたくない人にとっては、これが最大の利点になります。
Q. 勝手に予定が動いて困りませんか。 動かしたくない予定は固定として指定できます。最初にこの設定を詰めておかないと、会議の直前に別の作業が入るといった事故が起きます。
Q. Motionとどちらがよいですか。 既存のカレンダー運用を維持したいならReclaim、タスク管理ごとまとめて置き換えたいならMotionです。詳しくはタスク管理AIの比較を参照してください。