各ツールの料金・機能は公式サイトの記載を2026年11月3日に確認したものです。当サイトで実際に使った検証はしていません。
この記事の結論
SunoとUdioは同じ「テキストから曲を作るAI」ですが、2025〜2026年に両社とも大手レコード会社と提携し、使える範囲が大きく変わりました。いちばん大きな違いは作った曲をファイルとして書き出せるかどうかです。
- 動画のBGMなど、曲をファイルとして使いたいなら、現時点の候補は Suno の有料プランです。ただし2026年9月3日から、ダウンロードはProが月20曲・Premierが月60曲までになり、商用利用できるのは有料プランでダウンロードした曲だけになりました
- Udio は、2025年10月29日のUniversal Music Group(UMG)との提携以降、音声・動画・ステムのダウンロードが止まっています。 Udioの中で作って聴き、共有する使い方が前提で、ダウンロードの再開時期は確認した公式ページに書かれていませんでした
比較表(2026年11月3日確認)
| Suno | Udio | |
|---|---|---|
| 最近の大きな変更 | 2025年11月にWarner Music Groupとの提携を発表。2026年9月3日から新しい利用規約とダウンロードの上限、9月9日に新モデルv6 | 2025年10月29日にUMGとの提携を発表し、同日からダウンロードを停止 |
| 料金(米ドル・月払い) | Free 0ドル/Pro 10ドル/Premier 30ドル(年払いは約20%安い) | Free 0ドル/Standard 10ドル/Pro 30ドル(年払いは月8ドル・24ドル) |
| クレジット | Free 1日50/Pro 月2,500/Premier 月10,000 | Free 1日10(使い切った後は月100まで)/Standard 月2,400/Pro 月6,000 |
| ダウンロード | Pro 月20曲・Premier 月60曲まで(繰り越しなし)。Freeはお試しのみ | どのプランでも停止中 |
| 商用利用 | 有料プランでダウンロードした曲のみ可。無料のお試しダウンロードとリミックスは非商用 | 確認した公式ページに現在の条件の記載なし |
| 編集の機能 | v6で、曲の一部分を文章の指示で作り直す機能と、複数の曲の要素を組み合わせる機能。Suno Studioもある | 生成した曲の区間を伸ばす・作り直す編集。Sessions・Styles・Voicesなどの機能(有料会員向けの先行提供として告知) |
詳しくはSunoレビュー・Udioレビューを参照してください。
用途別の選び方
| 用途 | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 動画やポッドキャストのBGMとして書き出したい | Suno(有料プラン) | Udioはダウンロードが停止中。Sunoはダウンロードの月の上限があるので、必要な本数が収まるか先に計算する |
| 商用の案件で使いたい | Suno(有料プラン) | 商用利用できるのは有料プランでダウンロードした曲。Udioは現在の商用条件を公式ページで確認できなかった |
| 曲を作って聴き、共有するのを楽しみたい | どちらも可 | Suno上での再生・共有はどのプランでも無制限。Udioも作って聴き、共有する使い方なら当てはまる |
| 日本語の歌詞の曲を作りたい | どちらも要確認 | 確認した公式ページに、日本語の品質についての記載は見当たらなかった |
商用利用は「プランを見る」で終わらせない
AI音楽で最も読み違えやすいのがここです。確認すべきは3点あります。
- その曲が商用利用の対象か。 Sunoの新しい規約では、商用に使えるのは有料プランの期間中に承認された方法でダウンロードした曲だけです。無料で作った曲を後から商用に回す前提は成り立ちません。リミックスはプランにかかわらず非商用に限られます。
- 権利が誰に帰属するか。 「使ってよい」と「権利を持つ」は別です。Sunoの規約は、有料プランの利用者にSunoが持つ権利を譲渡するとしつつ、「その曲に著作権が発生することは保証しない」とも書いています。二次利用や再配布まで想定するなら、条項を読み込む必要があります。
- 配信プラットフォーム側のルール。 YouTubeやSpotifyなど、配信先がAI生成物に独自の表示ルールを設けている場合があります。生成元の規約だけを見て安心しないでください。
規約は改定されます。Sunoは2026年9月に、Udioは2025年10月に条件が大きく変わったばかりです。商用案件では都度、最新の条項を確認してください。
使うときのコツ
- ダウンロードは選んだ曲だけにする。 Sunoはダウンロードに月の上限があり、繰り越せません。複数生成して聴き比べ、使う曲だけを書き出すと枠を節約できます(Suno Studioでの作業のダウンロードは上限の対象外と案内されています)。
- BGMとして使うなら、主張の弱い曲を選ぶ。 AI生成かどうかより、映像の邪魔をしないかのほうが用途に合うかを左右します。
- 日本語の歌詞は通して聴いて確かめる。 公式に日本語の品質の記載はないため、助詞のイントネーションや固有名詞の読みは、公開前に確認する工程を見込んでください。
- 同じプロンプトで複数生成して選ぶ。 両ツールとも、狙った一曲にするには再生成が前提と考えておくと、クレジットの見積もりを外しにくくなります。
- 尺を先に決める。 動画に合わせる場合、必要な長さを決めてから生成するほうが手戻りが減ります。
よくある質問
Q. 生成した曲をYouTube動画に使えますか。 Sunoなら、有料プラン(ProまたはPremier)でダウンロードした曲が商用利用の対象です。Udioは現在ダウンロードができないため、ファイルとして動画に入れる使い方はできません。配信先の規約も別にあるため、両方を確認してください。
Q. 著作権の問題は起きませんか。 既存の曲と似てしまうリスクは残ります。商用で使う前に、既存曲と偶然似ていないかを自分の耳で確認する工程を入れておくと安全側に倒せます。
Q. Sunoを解約したら、ダウンロードした曲は使えなくなりますか。 Sunoの規約では、有料プランでダウンロードした曲の権利と商用利用は「永続的」とされています。ライブラリの曲は残り、無料プランとして再生・共有はできますが、新たなダウンロードは無料プランの条件になります。
Q. どちらか一方を選ぶなら。 曲をファイルとして使う目的なら、現時点ではSunoの有料プランが候補です。Udioは、ダウンロードの再開が公式に告知されるまでは、Udioの中で作って楽しむ用途で考えてください。