総評
この記事の料金・機能は公式サイトの記載を2026年11月3日に確認したものです。当サイトで実際に使った検証はしていません。
Murf AIは、テキストから音声を生成するTTS(Text to Speech)ツールです。ナレーション制作用の「Studio」と、開発者向けのAPIがあります。公式サイトではeラーニング、研修動画、プレゼンテーションなどの用途が案内されており、Businessプラン以上ではPowerPointとGoogleスライドとの連携が使えます。声優を手配せずに研修動画や製品説明動画のナレーションを用意したい担当者向けのツールです。料金ページの対応言語の一覧には日本語が入っています。
料金(Studio・2026年11月3日に公式の料金ページで確認)
| プラン | 料金(年払い・米ドル) | 音声生成時間 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | 10分 | プロジェクト10件。Businessプランの機能を試せるがダウンロード不可・商用利用不可 |
| Creator | 月19ドル(年228ドル) | 年24時間 | プロジェクト100件、200以上の音声、ダウンロード無制限、Canva連携、商用利用の権利 |
| Business | 月66ドル(年792ドル) | 年96時間 | プロジェクト500件、ビジネスライセンス、強調(Emphasis)などの細かい調整、PowerPoint・Googleスライド連携、音声の文字起こし |
| Enterprise | 個別見積もり | 無制限 | 共同作業・共有、AI翻訳、シングルサインオン、データを学習に使わない(No Training on your Data)など |
- 料金ページは年払いの金額を表示しており、年払いは月払いより33%安いと書かれています。月払いの金額は確認時のページで読み取れなかったため、申し込み前に公式の料金ページで確認してください
- 無料版は期限なしで、10分の音声生成時間を使い切るまで使えます(料金ページのよくある質問)
- CreatorとBusinessは編集者1人です。プロジェクトの共有(Share Projects)は料金ページの比較表ではEnterpriseのみです
- APIは別料金で、従量課金(1,000文字あたり0.01ドルから)と無料お試しのクレジットがあります
得意なこと
- テキストからナレーション音声を作れる。Studioは200以上の音声、30以上の言語・アクセントに対応(料金ページの比較表)
- Businessプラン以上では、PowerPointとの連携とGoogleスライドとの連携が使える
- 読み方の変更(Change Pronunciations)は全プランで使える。強調(Emphasis)や抑揚の幅(Variability)はBusiness以上
- 台本の差し替えが多い研修教材でも、テキストを直して音声を作り直せる。料金ページによると、同じテキストの声や速さ・間の調整だけなら音声生成時間は減らない
過信は禁物な点
- 日本語は対応言語の一覧に入っているが、日本語音声の自然さは確認していない。AI音声全般の傾向として、抑揚やアクセントは英語ほど自然でない場合があるため、使う前に自分の台本で確かめる
- 感情の起伏を強く出したい表現(ドラマ仕立ての演出やキャラクター性の強い読み上げ)は、AI音声全般で難しい分野
- 専門用語・社内独自の略語・固有名詞は誤ったイントネーションになりやすく、生成後の聞き直しが欠かせない
- 無料版は商用利用できず、ダウンロードもできない。Creatorにも商用利用の権利はあるが、料金ページのよくある質問では、登記している事業者はビジネスライセンスのあるBusinessプランが適切とされている。放送での利用(Full Broadcasting Rights)はEnterpriseの追加オプション
- スライド連携は便利だが、複雑なレイアウトのスライドでは読み上げる文の整理や間の取り方の調整が必要になることがある
向いている人
- 社内研修・eラーニング教材を継続的に内製し、声優手配のコストと時間を削減したい教育担当者
- 製品紹介やビジネスプレゼンの動画ナレーションを、資料作成と同じ流れで済ませたいマーケティング担当者
- 多数のスライド教材を抱え、改訂のたびにナレーションを一から録り直すのが負担になっている部署
使い方のコツ
- 本番教材に着手する前に、無料版の10分で短い台本を作り、声質・間の取り方が教材のトーンに合うか確認する
- 専門用語や固有名詞は読み方の変更機能で個別に指定し、生成後に必ず通しで聞いて違和感がないかチェックする
- 感情表現が重要なシーンでは無理にAI音声で仕上げず、人の声を併用するなど使い分けを検討する
最新の料金プランや対応機能は変更される可能性があるため、利用前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
よくある質問
Q. 日本語のナレーションは作れますか。 料金ページの対応言語の一覧に日本語が入っています。ただし当サイトでは品質を確認していません。固有名詞や業界用語のアクセントはAI音声全般で崩れやすいため、無料版で自分の台本を読ませてから判断し、必要に応じて読み方を個別に指定してください。
Q. ElevenLabsとどう違いますか。 Murf AIは公式サイトで研修・プレゼン向けのナレーション制作(PowerPoint・Googleスライドとの連携など)を前面に出しています。ElevenLabsは音声生成のほか、声の複製(ボイスクローン)などの機能を持つツールです。用途で選ぶのが基本です。詳しくはElevenLabsレビューも参照してください。
Q. 商用利用の条件はどうなっていますか。 無料版は商用利用できません。Creator以上に商用利用の権利があり、Businessにはビジネスライセンスが付きます。料金ページのよくある質問では、登記している事業者にはBusinessプランが勧められています。また、生成できる音声の時間はプランで決まっている(Creatorは年24時間、Businessは年96時間)ため、必要な分数を先に見積もってからプランを選んでください。